上記リンク先記事の通り、
カナダにおいて、ブラジリアンワックス脱毛を断られたとして
トランス女性でありトランスジェンダー活動家のジェシカ・ヤニフ氏がエスティシャン数名を訴える事件が起きた。
ヤニフ氏は男性として生まれたものの、トランスジェンダーの女性として生活している。
性転換手術は行っておらず男性器をそのまま残しており、このことについて本人は特に不満はないという。
しかしヤニフ氏はビキニ周りのムダ毛が気になり、脱毛サロンで睾丸のムダ毛処理をしようと思い立った。
そこでブラジリアンワックス脱毛を行っているエスティシャンに問い合わせをしたヤニフ氏だったが、
ほとんどのエスティシャンから断られてしまった。
その後ヤニフ氏は、トランスジェンダーに対しての差別行為だとして脱毛を断った5件のエスティシャンを訴え、
それぞれに1万5千カナダドル(約125万円)もの賠償金の支払いを求めたのだ。
この訴えにより、1人のエスティシャンは仕事を辞めるところまで追い込まれたという。
ところがこれ対し、アルバータ州に拠点を置くカナダの法的擁護組織
「憲法の自由のための司法センター(The Justice Centre for Constitutional Freedoms)」のジェイ・キャメロン氏(Jay Cameron)は、訴えられた5人のエスティシャンや弁護士と一体となり、法廷で次のように述べた。
「自宅をサロンとして経営して、今まで男性および男性器のブラジリアンワックスをしたことのない彼女達にそれを強要するべきではありません。それは食料品店に自転車で乗りこむのを承知するようなものです。」
「それに男性器の脱毛に対してのトレーニングを受けていないことや、彼女達の中には男性器に触れることが許されない宗教上の理由もあります。さらに自宅での仕事は幼い子供がいる場合、その子を守るための安全性にも問題があるでしょう。」
「彼女達に、無理やり男性器にブラジリアンワックスをさせることはできません。そして国がそれを女性に強要することは全くもって間違っていると言えます。」
公聴会に参加した人々も、キャメロン氏と同じ考えを持つ人が多くいたという。
またトランスジェンダー活動家の一部も、この件についてヤニフ氏のサポートを拒否しているとのことだ。
さて、あなただったらこのヤニフ氏の要望を承諾するだろうか、それとも拒否するだろうか?